イタリアにボルドー品種を植樹するということはイタリアに当時あったDOC法には当てはまりませんでした。
この試みがトスカーナ地方、ひいてはトスカーナワインに大きな影響を与えていきます。

後に単独のワイナリーで作られたポルゲリ・サッシカイアがDOCへ昇格しました。
1978年にデキャンタ誌の主催するテイスティングコンテストでシャトー・マルゴーに勝ちベスト・カルドネの栄冠を獲得し、その存在は世界のトップワインにも引けを取らないとの事で、世界にその名が少しずつ広まっていきました。

目指す目標として古き良きボルドーを掲げ、サッシカイアの中で最も良いブドウだけを選抜したことにより、黒味掛かったルビー色、深みと輝き、ブラックベリーやバニラの香りエレガントで複雑味のある酸味、バランス、フィネスを味わうことができます。
フレンチオークで24ヶ月、熟成され、瓶内で6ヶ月熟成されてから出荷されます。長期の熟成にも耐えられるようになっており、熟成とともにその個性はますます際立っていきます。

【サッシカイア】

トスカーナの方言で石の多い土地を意味する言葉であると同時にワイナリー、トップキュヴェの名前でもあります。
ティレニア海に面したポルゲリ地区にあり、テヌータ・サン・グイドという農園にあるブドウ畑からサッシカイアは作られます。

マリオ･インチーザ･デッラ・ロケッタ侯爵が領土である自分の土地であるテヌータ・サン・グイドにシャトーラフィットのロスチャイルド男爵から送られたカベルネ・ソービニオンを植えたところから、このサッシカイアの歴史は始まりました。

サッシカイアをお持ちの方、ぜひお売り下さい！！