1825年、ピエール・フェヴレイ氏がこの家族経営のドメーヌを設立しました。
2世紀近くが過ぎ、ドメーヌはブルゴーニュで最も有名なドメーヌの一つになりました。
ネゴシアンとしてイメージされている”フェヴレ”ですが、自社の畑以外のぶどうでつくるネゴシアン・ワインは生産量の全体の3割未満しかなく、逆に自社の畑のぶどうから生まれるドメーヌものが7割以上を占め、一般的名のネゴシアンが生産するワインの割合とは大きく異なっている。
所有する120ヘクタールもあり、ブルゴーニュ地方で一、二を争う大ドメーヌとなっている。8つのグラン・クリュに15銘柄のプルミエ・クリュを擁し、アペラシオンは50に上る。この広大な地所を現在は7代目のエルワン・フェブレ氏が指揮しています。
”フェブレ”は高い名声や所有する畑の面積などもトップクラスですが、やはり生するワインの秀逸さにあります。エルワン・フェブレ氏の父フランソワ・フェブレ氏の時代、1970年代から質の向上のためにさまざまな策を講じています。
最近も新たに購入したボーヌのモノポール、クロ・ド・レキュや貸し出していたジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュ、クロ・デジザールの生産を開始し、常に変化を遂げています。

1970年代からは畑においては、健全なぶどう樹の育成と安定した樹齢を保つための植え替えのローテーションを徹底し、テロワールを十全に引き出すため土壌の分析をおこない、そのもてる力をぶどう果に凝縮させるため、芽掻き、ヴァンダンジュ・ヴェールトなど収量の抑制に加え収穫の際の選果も徹底し、最初は畑で次には醸造所内で選果台を用いたり、発酵、熟成では長いマセラシオンによる多くの構成要素の抽出、加えて用いる新樽比率のアップなどを図り、またコート・ドールのグラン・クリュ、プルミエ・クリュに関しては一切フィルターはかけずに樽から直接瓶詰めする手法に替えるなどさまざまな手法を取り入れている。

フェブレで製造されているワイン
・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
・マジ・シャンベルタン
・ラトリシエール・シャンベルタン
・ミュジニー
・エシェゾー
・コルトン
・コルトン・シャルルマーニュ
・バタール・モンラッシェ
・ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ

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