ブルゴーニュの神様と言われたアンリ・ジャイエ氏が絶賛した醸造家、シャルロパン・パリゾ氏が作ったワインです。
1977年、22歳で先代からドメーヌを引き継ぎました。
他のドメーヌに修行に行き、醸造に関する技術を学んでいたパリゾ氏。引き継いだ当時は2haに満たない畑の広さでしたが、その実力によって徐々に特急を含む畑を少しずつ拡げていき、その評判を聞きつけたラトゥール一族のマダム・ジョスリーヌ・バロンからル・シャンベルタンの区画を任されるようになりました。
そこでもまた活躍し、ジュヴレ村のシャルル・キンラードを購入、改装し現在にいたります。
アンリ・ジャイエ氏から指導を受け、リュット・レゾネと言われる除草剤や化学肥料を使用しない減農薬農法による栽培や果帽からタンニンや色素を抽出するためにワインを発酵槽の下から抜いてまた上からかけて循環させるルモンタージュなどを実践していきました。
(ルモンタージュの前はビジャージュという発酵槽の上から棒や人間の手や足などを使って果帽を沈めたり、かき混ぜる手法が採用されていました。このビジャージュと醸造時の過度の抽出を禁止するようになりました。)
リュット・レゾネに関してはテロワールが本来もつ力を尊重するということで行われていました。
また低温でマセラシオンを行うなど、アンリ・ジャイエ氏から教わったことも存分に活かしていきました。
新しい技術を絶えず実践・導入してきたため、同氏は時代の先端を行くワインメーカーと呼ばれており、ボディや色味をブドウから抽出する技術やテクスチャを磨き上げる技術、香りの作り方などに関して世界中から高く評価されています。
豊富な果実味がありますが、ジャムのような濃さは感じられず、樽の風味や酸味と合わさって素晴らしいハーモニーを奏で骨太で色鮮やかなワインと言われています。