DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社)所有でその大きさは3.5haの規模で、年間1000ケースが生産されるワインは果実味に富んでいて最もブルゴーニュらしいと評価されています。
この地域は著名な生産者が名を連ねていることが特徴的でそれぞれの作り手がそれぞれ高品質なワインを造るため、畑の評価もコート・ドール最高位の名声を誇っています。
ピノ・ノワール種の凝縮されたアロマとフルボディで木苺、スパイス、トリュフの香りなどの独特の香りを持つリシュブールは、「百の花の香りを集めてきたような香り」と表されています。
口当たりはとてもなめらかな仕上がりになっており、熟成とともに官能的なまでの艶やかさが出てくる言われています。
その味わいを楽しんで存分に楽しんでいただくには、少なくても10年以上は寝かせることが必要な晩熟のワインで20~30年と熟成させたその長さによって更に個性が豊かになってくる逸品です。
【リシュブール】
リシュ=濃厚・富んだ、ブール=豪村という意味で味わいもその名前負けしないものとなっています。
ドメーヌの現当主であるオベール・ド・ヴィレーヌ家がロマネ・コンティの所有権を得たのは1869年。
それ以降、リシュブール、グラン・エシェゾー、エシェゾーを保有するブルゴーニュ最高の醸造家として名声を欲しいままにしてきました。
同氏は1939年生まれで74年にマダム・ルロワと共にDRCの共同経営者に就任し、ワインの味にバラつきがあると言われた80年代を乗り越え、品質の改善に努めてきました。
後に二人はDRCの黄金期をつくったと言われてきましたが、元々はワイン作りとは畑違いの勉強をしていたということが、ドメーヌ発展のための必要な客観的な広い視野と教養をもたらしたといわれています。
とても謙虚な人柄でワインが現在の品質でワインが作れているのは「優れたチームのおかげ」といっているが彼が残してきた功績は偉大です。