以前はクレール・ミロン・モンドンと言う名前でしたが、1970年にバロン・フィリップ・ドゥ・ロートシルト氏によって購入され、現在の名前に改名しました。
このときにラベルのデザインも変更され、男女が手を取り合って踊っている姿がラベルには描かれています。
このデザインか夫婦や恋人を連想させることからバレンタインや結婚祝いなど男女のお祝いの日に送られることが多いワインになっています。
フィリップ男爵はリリー夫人と娘のフィリピーヌと暮らしていましたが、第二次世界大戦が起こり一家離散となってしまいました。
ユダヤ人であったフィリップ氏はナチスドイツからの迫害を受けました。
リリー夫人はドイツの秘密国家警察であるゲシュタボに捕らわれてしまい、獄中で亡くなってしまい、娘フィリピーヌは行方不明となってしまいますが、第二次世界大戦後フィリピーヌがシャトー・クレール・ミロンを守り続けていたところにフィリップ氏が訪れ、親子は奇跡的な再会を果たしたそうです。
このラベルはフィリップ氏とリリー夫人が結婚したての頃を描いたラベルと言われており、そのワインの秀逸さとともに悲しい物語も世界中に語り継がれています。
同氏が所有するほかのムートン、ダルマイヤックと合わせて3兄弟と呼ばれています。その畑はラフィットとムートンロートシルトに挟まれた場所に位置しており、絶好の位置にある畑として名を馳せています。
1980年以降からは4級へ格上げされるべきという声が多く聞かれるワインです。
ポイヤックの中でも特にフルーティで外交的な仕上がりになっており、熟成のスピードがかなり早いようです。
シャトー・クレール・ミロンをお持ちでしたら、是非ワインクエストにお売り下さい。高価買取いたします。
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