メドック地区から出てきた一級のワインと区食べるとメルローが多く入っているため、柔らかい口当たりとなり、香りや味の調和の取れた親しみのあるワインになっており、メルローの比率がカベルネ・ソービニオンより多くなるアッサンブラージュという製法で作られている独特のワインになっています。
加えて、飲み頃の期間が長いワインとも言われていて、熟成されていない若い状態でも香りや味の調和のとれたトップワインとされています。5大シャトーで最も飲み頃の期間が長いといわれ、いつ飲んでも五大シャトーの中で最もエレガントで香り高いことで有名です。

オー･ブリオンで作られたフレンチオークの樽の焼付けですが、本来なら多くの職人が手分けして行うのですが、オー・ブリオンでは一人の専門の職人に焼かせることでどの樽も品質が変わらないように徹底的に管理しているそうです。
革新的な技術と絶えず行われてきた厳しい品質のチェック、伝統的な製法で作られたワインは今でも社交場でたくさんの人から愛され、最高のひと時を提供してくれるワインとして重宝されています。

【シャトー・オー・ブリオン】

1855年に行われたメドック格付けは基本的にメドック地区で作られたワインを対象に格付けを行うものだったのですが、当時からあまりにもヨーロッパ全土でオー･ブリオンが有名だったため、唯一グラーヴ地区から選ばれ、一級の格付けを受けたワインです。

「澱引き」「補酒」といった醸造技法を導入し、ワインを作っていき、ロンドンにオーブリオンを提供する居酒屋をだしそこで人気を博したことがこのワインの人気に火が付いたきっかけとなったそうです。
これらの技術はワインの質に大きな革命をもたらし、品質の向上に大きく貢献しました。また、温度管理を用意にしたステンレスタンクの導入など、ワイン作りへの改良が絶えず繰り返されています。
また、ナポレオン戦争でフランスが敗れウィーン会議で処遇が決められるとなったとき、当時の外務大臣がオー・ブリオンと豪華な料理各国のトップに振る舞った結果、その実力を認められフランスはほとんど領土を失わなくて済んだそうです。

そんな逸話を持っているシャトー・オー・ブリオン。
ご自宅にございましたら、買取させて頂きます。