スケアクロウはJ.J.コーン・エステートのブドウを使って造られています。
コーン・エステートのカベルネは第二次世界大戦後イングルヌックのカベルネに使われ始め、オーパスワン、ニーバウム=コッポラ、ダックホーン、インシグニアにも使用されました。
コーン社の始祖ジョセズ・ジャドソン・コーンはロシア移民の子としてハーレムで貧困の中で育ちましたが、長じてMGM社のプロダクション・チーフに上り詰め「ベン・ハー」「オズの魔法使い」などの作品によりハリウッドの黄金時代を築きました。
J.J.コーンの自社畑はナパ・ヴァレー西のテラスにある25エーカーで、標高は225から300フィートあり、粘土質ローム、プレザントン・ロームで構成される東側と砂利質ロームからできています。ブドウ樹の樹齢の違いやルーツストックの違いと地質の違いなど、条件の違うブドウ樹それぞれの特徴が複雑に合わさってスケアクロウの味わいを作りだしているのです。
ブランド・ネームのスケアクロウは「オズの魔法使い」のカカシのキャラクターとジョゼフに敬意を表してつけたものです。 オーナーのブレッド・ロペスは1948年生まれでジョゼフの孫にあたります。元々は商業写真専門の写真家で、顧客にリーヴァイス、ホンダ、ハーレイ・ダヴィッドソン、シボレー、コカ・コーラ社など多くの会社がありましたが、1998年に商業写真撮影を引退し、J.J.コーン・エステートを継ぎました。
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