限定生産される高品質且つ高価なカリフォルニア・ワインで、ワイナリーのメーリングリストに登録した顧客には通常の値段が提示されますが、それはほんのごく一部で流通する過程でどんどん値段が跳ね上がっていきます。
あまりにも高額な取引になりため、ハーランエステートやコルギン、アローホ、ブライアントなどとともにカルトワインの元祖といわれています。

ナパヴァレーのオークヴィル・コリドーで栽培されており、カベルネ・ソーヴィニヨンを使用しているためデビューの年のヴィンテージでさえもまだ若いと言われ、今もなお成長しているといわれています。
20～25年で熟成すると言われており晩熟のワインになっています。
友人であるロバート・モンダヴィを通じて醸造家であるハイジ・パレットに出会いその後二人は共同でワイン作りの道を歩んでいきます。

23haある畑の中でワイン関連で使われているのはごく一部でありその僅かな敷地の中にクローン7が栽培されており、年間の総生産量は600ケースで市場では一本＄1500ほどで取引されていきます。
畑自体はナパ川の東側に位置しており、岩が多い斜面にあり、その地質から、水捌けがとてもいい土壌となっています。

【スクリーミング・イーグル】

不動産業を営むジーン・フィリップスによって運営されているワイナリー。

2000年にナパ・ヴァレーで開かれた「ナパヴァレー・ワインオークション」で1992年産のスクリーミング・イーグル（1500ml）に50万ドル（当時のレートで約5350万円）の値が付き世界を驚かせました。
この金額を見ると、数あるカルトワインの中でも、スクリーミング・イーグルがキングオブカルトワインと言われている所以がわかるかと思います。

ブラックカランとカシスの果実味、春の花、甘草の香りがスクリーミング・イーグルを、凝縮感、豊かさとともに最高のワインに引き立てているワインに仕上がっています。