ナポレオンが愛したといわれているジュヴレ・シャンベルタン村。
とても人気のあるワインが生産され、ワインの産地としてもかなりの知名度を獲得していました。
そんな矢先「ジュヴレ・シャンベルタン」というブランドが付いていればどのワインでも高く売れるようになり、そのことに便乗した悪徳生産者による偽ワインの売買が行われるようになってしまいました。
ラベルはジュヴレ・シャンベルタンでも中身が全く異なるワイン…という事が頻繁に起こるようになってしまい、市場での信用を失っていってしまいました。
同じラベルでもピンからキリまであるということから敬遠されるワインになってしまった現状を重く見たアルマン・ルソーがジュヴレ・シャンベルタンの名誉を取り戻す為に立ち上がりました。
そもそも人気を落とした理由は、ジュヴレ・シャンベルタン以外のものが不正にブレンドされたことが原因でした。
不正なブレンドを防止する為に、自らの目の届く範囲の中に醸造ボトル詰めができる環境を整え、本物のジュヴレ・シャンベルタンを市場に展開していきました。
生産からボトル詰めまでする現在のドメーヌのような体制は当時珍しく、ボトル詰めは業者が行うのが慣習だったため、革新的なものでした。
このドメーヌという業態を一般的にし、ブルゴーニュワインに革命をもたらし、同時にジュヴレ・シャンベルタンを復活させたとしてアルマン・ルソー氏の功績は称えられています。
畑の作業でワインの8割はきまるという持論から、丁寧にブドウの栽培を行い最高のブドウの生産に力を注ぎました。
その結果、世界中のワイン評論家から称賛され、ロバート・パーカー氏に至っては、「借金地獄に陥るまでアルマン・ルソー」を買い続けると大絶賛したそうです。
シャルル・ルソーさんは格付けや常識は置いておいて「ぶどうに従うだけ」という理念のもと、最高のブドウを育てて、最高のワインを造ることに全力を注いでおり、その結果が今日の人気に現れています。
アルマン・ルソーをお持ちでしたら、ワインクエストにお売り下さい。高価買取いたします。